週刊:浮草日記

日々の興味を綴るブログです

世界は巨大な味噌汁のなかに

小さい頃から窓ガラスを流れる雨粒だとか, お好み焼きにふりかけた鰹節の踊る様だとかを見るのがとても好きだった. 中でもとりわけ大好きだったのが、熱い味噌汁の中で味噌の動く様子を眺めることだ. 水面に向かって浮き上がった味噌が、広がりながらまた…

「鬼滅の刃」の重厚さはどこからくるのか

お題「好きなシリーズもの」 前にセッションという映画を借りて家で観た時, 劇場で観なかったことをとても後悔した. そして今,「鬼滅の刃」という作品に同じ気持ちを抱いている. 物語の重厚さ,キャラクタ造りの巧みさに感動してしまった. 鬼滅の刃 1 (…

にんじんの皮むきに見た人類の闘い

お題「#おうち時間」 人も生き物である以上、何か食わねば生きて行けない。 そして人類が誕生してから長い歴史の中で“料理”という概念が生まれ、 我々は“食べる”という行為に楽しさを見出せるようになった。 まさに、見た目、香り、味覚という要素で一度に3…

ブレーメンに寄せた絵と時間表現の考察

音楽から受けた刺激をどう表現するか,頭の中身を整理しました

ヒゲのある暮らしを1ヶ月続けた大まかな結果と考察

お題「#おうち時間」 生まれて初めて、ヒゲと1ヶ月近く暮らしている。 最近、ビデオ通話でワイルドやんと言われるくらいになってきた。 Unofficial髭フォービスムである。 フォービスム - Google 検索 今回は1ヶ月続けたヒゲの観察と、心持ちの変化を めちゃ…

この世界の片隅に

シン・ゴジラ、君の名は。に続き、「この世界の片隅に」という映画も3回観てしまいました。 僕は戦争映画をあまり見たことはありませんが、今まで観てきたものは ・何か大きな悲劇が襲い、そこからまた立ち上がっていく というような内容のものが多いように…

映画:シン・ゴジラ

虚構 対 現実 (日本対ゴジラ)というキャッチコピーの通り、 ”もし現実の日本にゴジラが現れたら”というコンセプトで作られたゴジラ映画です。 とんでもない一作でした。素晴らしい作品だと思います。 ゴジラのような巨大生物に対してどのように対応するの…

漫画:彼女はろくろ首(1〜3巻)

二駅ずいさんによる少しおかしなラブコメです。 twitterで面白い絵を描いていた方なので、 ドタバタでそこかしこに星が飛ぶような 派手なギャグになるかと思いきや、 作品を通して温度感がい〜ぃ感じにぬるいのです。 とってもい〜ぃ感じです。 題名の通りろ…

映画:舟を編む

amazonプライムで見放題の映画になっていたこともあり、まだ読んでいなかった原作の小説と合わせて観てみました。 新しいコンセプトの国語辞典を作る為、編纂作業に心血を注ぎ奮闘する人々が、時代の移り変わりと共に描かれている作品です。 小説では主人公…

映画:ちはやふる

観終わってからずっと、スクリーンに映っていた画面の綺麗さが忘れられません。 並べられたカルタをはさんで向かい合い、競技者同士が放っている緊張感の表現は鬼気迫るものがあり、その大会の場にいるかと錯覚させられるほどでした。 これほどまでに、買っ…