ヒゲのある暮らしを1ヶ月続けた大まかな結果と考察
お題「#おうち時間」
生まれて初めて、ヒゲと1ヶ月近く暮らしている。
最近、ビデオ通話でワイルドやんと言われるくらいになってきた。
Unofficial髭フォービスムである。
今回は1ヶ月続けたヒゲの観察と、心持ちの変化を
めちゃくちゃ大雑把にまとめてみようと思う。
1.事の始まり
もともと鼻炎持ちで、2月の終わりくらいから症状が出ていたので
マスクを着けて通勤していた。
昼食時や鬱陶しく感じる時はマスクを外していたので、その時期はツルツルのアゴで出勤していた。
そして3月に入って新型コロナウイルスの流行が始まり、
職場でマスクを外せなくなっていった。
どうやらその時にムレてしまったらしく、
吹き出物が出てしまいヒゲが剃れなくなってしまったのである。
まぁマスクで隠れるしいいかと思いつつ、続いていくヒゲを剃れない日々。
徐々にコソ泥みたいになっていく口周り。
“このまま行くと、どんな感じになるんだろう?”
コソ泥の先を見てみたい。
それがヒゲと暮らし始めたきっかけだった。
2.生え始め〜2週間目まで:コソ泥期
ヒゲはアゴの輪郭に対して鉛直に伸び、パッと見でアゴが外側へ拡張されたような印象になった。
短いトゲの多いサボテンを想像してもらうといいかもしれない。
下唇をひっくり返すとザラザラ・チクチクというような感触がある。
あ〜、剃ってないなぁ、生えてんなぁといったような気持ちで、
まだヒゲと暮らしている感覚はない。
鏡に向かえばコソ泥がいる時期である。
ちなみに、自分の生え方は口ヒゲとアゴヒゲが繋がり頬にも点々とするタイプである。
伸ばすヒゲは口ヒゲとアゴヒゲのみとして、そのほかのヒゲは定期的に剃ることにした。
3.2週目~3週目:ヒゲ・ストリーム期
この頃からヒゲに毛流れ(ヒゲ・ストリーム)が生まれてくる。
口ヒゲにクセが出始め、鼻腔あたりをチクチクしはじめたので、
この頃から邪魔になる部分はハサミを使って切るようになった。
こういうのなんて言うんだろう、散髭?
なんとなくヒゲを顔の一部として捉え始めたのもこの時期である。
口ヒゲで上唇の動きがめちゃくちゃ強調され、
表情がより強く現れたように感じた。
口の動きをよりはっきりと観察できた時期でもあった。
4.3週目~現在:定着期
ヒゲ・ストリームが出来てからは、アゴを触っても地肌を直接触れられないようになった。
完全に剃っていた頃は少しの伸びが分かったが、
鏡の前に立ってもその変化が気にならなくなっている。
ヒゲと頭髪が同じラインに立った時期だと思う。
口ひげは事情により剃ったが、
その時の心持ちは大掃除をする感覚に似ていた。
ここから現在の発見を書いていこうと思う。
Ⅰ:ヒゲにもクセがあり、部位によって毛の流れが違う
(ⅰ)大まかには以下の3パターン。
ブロック① 下向きの毛流れ
ブロック② 輪郭に沿う毛流れ
ブロック③ 重力に逆らい続ける者
Ⅱ:黒だけかと思いつつ茶色いヒゲもある
Ⅲ:アゴの正確な輪郭線がぼかされて、イマジナリー・アゴラインが出現する。
Ⅳ:顔を洗う時は入念に拭き取らないと水分が残る。
植物の根っこって理に適ってるんだなぁと体感した。
最後にまとめである。
・ヒゲを顔の一部として認識するまでには少なくとも3週間かかる。
それまでは泥棒みたいになる。
・髪に茶色い毛がなくても、明るい色のヒゲが生えてくる場合がある。
・1ヶ月経つと前髪をいじる感覚でヒゲをいじり出す。
気になり始めたところはいじりたくなるのかもしれない。
仕事が近々再開するので剃らなければいけないが、
ヒゲと暮らした1ヶ月間は発見に満ちていた。
次に発見できることはなんだろうか。
また探して、ここに綴っていこうと思う。
ちなみに仲間と作った音楽をここに上げています。
よかったら聴いていってください。
https://www.youtube.com/channel/UCnWqxFgbvFUmTourh_TWE-Q